理解するということ

勉強において、理解すると覚えるには確固たる違いがある。

例えばルベーグ積分の本を読んでいて、「ふむふむなるほど、|UI_k|e=Σv(I_k)なのかー」と覚えてもまったく意味はない。

それよりも「ふむふむなるほど、ルベーク加速である時、|・|e=|・|となり測度の定義を満たすから、(X、B、|・|)は可測空間になるのかー」と理解することが大事である。

理解するとは覚えるよりも複合的で、多岐にわたるのである。

しかし、よく見てみると理解するためには覚えることは必要不可欠である。

先ほどの例を使うと、|UI_k|e=Σv(I_k)をおぼえていなければ、|・|が測度になることには気づくことができなかったからだ。

そもそも理解するには覚えるが含まれており、覚えることがなければ理解するのは不可能である。

ではなぜ理解するまでいかないかと言うと、思考がそこでストップしてしまうからである。

勉強においては覚えた後もストップせずに、覚えたもの同士の関係を考えることをすべきではないだろうか。